耐震・制振

耐震等級3は最低基準

 

最高等級であっても繰り返しの大地震には耐えられない?

耐震等級は3段階あり、耐震等級1が震度6強~7の地震でも即倒壊はしないレベル、耐震等級2がその1.25倍、耐震等級3が1.5倍とされています。しかし、2016年の熊本地震では、発生から3日間のうちに震度6弱以上の地震が7回も起こり、多くの家屋が倒壊しました。昨今は繰り返し起こる大地震に耐えられる強度や性能が求められるようになっています。

耐震+制振で倒壊のリスクを回避する

大地震が繰り返し起こると、躯体が変形・損傷してしまい、新築時の耐震性能が維持できなくなってしまいます。こうしたリスクを回避するために、制振という手法があります。制振とは、振動エネルギーを特殊装置によって吸収、熱エネルギーに変換し、地震の揺れを小さく抑えること。さらに耐震と制振を組み合わせることで、さらなる効果が期待できます。

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制震+耐⼒壁/KブレースⅡを開発

 

振動エネルギーを熱エネルギーに変換し揺れを軽減

S-ZEH家では、さまざまな装置を検証した結果、地震の揺れに剛性で耐える耐震に、強い振動エネルギーは吸収して揺れを小さくする制振技術をプラスした「制振+耐力壁/KブレースⅡ」を採用。ワンランク上の安全と安心で、家と家族、そして財産を守ります。

 

耐震

国土交通大臣より最高の評価である「壁倍率5倍」の認定を取得。耐力壁として計算できない他社の制振システムとは異なり、制振効果を持った最強の耐力壁として、設計時の壁量計算へ算入可能です。

制震

Kブレース2のダンパーは、角型パイプを特殊加工したJIS規格の鋼材製です。強い地震時に、この鋼材ダンパーが板ばねのようにしなることで熱エネルギーに変換し、振動エネルギーを吸収します。